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手のポーズあれこれとアタリの取り方
何らかのポーズを想定した手の写真とそのポーズを描くうえで
参考になりそうなアタリを並べてあります。


想定ポーズ:手を差し求める

手を差し求める 手を差し求めるアタリ1 手を差し求めるアタリ2

上記画像、次以降に表示される画像は左から順に「元画像・アタリの輪郭をつけたもの・そのアタリから位置間隔を取るために引いた線の画像」の順となります。内部の線はいずれも輪郭のアタリの角から引き始めどこかの角に到達・もしくは真横・真上に線を引くというルールを意識した上で作成しました。

まず青線の交差する部分は手が最も反っているところに近いのでこの位置を参考に手の甲を反らせる。緑の交差は親指が輪郭から飛び出るポイント。ただ実際の付け根部分は交差部分より左側なので漫画的な線の入れ方となるとやはりこの交差部分よりやや左側から線を入れることになると思われる。親指の長さはほぼ中指のアタリの角の下来る長さが丁度いい可能性が高い、親指が描けたらその上の内側に小指を描く。

想定ポーズ:手を差し述べる

手を差し述べる 手を差し述べるアタリ1 手を差し述べるアタリ2

元写真から見る印象としては基本的に手のひらを広げているだけのものとほぼ変わらず相違点はやや地面側に手の甲を向けるのと小指・薬指を若干体の内側に曲げると手を差し伸べている印象が強くなると思われるので小指・薬指の曲げ加減があったほうが解りやすくなる気もするので曲げてみてます。

アタリの取り方のポイントとしては各角に向かって青のラインを引く。交差させたところで残った親指の付け根の角から交差の方へ線を引くことでこの写真の小指の先端部分の位置および手の中央の位置は特定できるので、この位置関係を参考に描き進める。

いわゆるこれを「ネーム」と呼びます。また、フキダシのセリフ自体もネームと呼ぶことがあるので混同しないようにしてください。さらにこの段階より前に舞台設定のあらすじや、キャラクターの性格設定などを文章にしておいたり、やラフ絵を残しておくことを「プロット」と呼びます。プロットから始める人、ネームから始める人、これは人によって異なり、自分の進めやすい方から始めます。 アイディアが中々思いつかない人はプロットを作成して何日も練ったり、アイディアがわんさか頭の中で渦巻いて、混乱することもないような人ならネームからみたいな感じでしょうか。

想定ポーズ:ガッツポーズ

ガッツポーズ ガッツポーズアタリ1 ガッツポーズアタリ2

元写真はこの角度の場合だと指の間の陰影具合が「く」の字を寝かせ気味ラインになるのでここを上手く描けるといい感じなのかも。

線の引き方はまず長めの青い線が引いてある角部分を結ぶことで指の第一関節の位置を特定。そして短めの青のラインの点を結ぶと丁度小指の外側付近になるので黄色い部分を目測で4分割すれば指の太さの調整目安となる。また青い点付近は親指の爪を描きだす目安として爪が親指のラインを描く目安とする。

関連ページ:手の描き方

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