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手の描き方
手を描く上でアタリをつけるとうまく描けるかどうかってのを検証してみました。


顔との対比

手のひらを上手く描けたところで体とのバランスが狂っていると台無しです。まずは体との対比を確認して正しい大きさを把握しておきたいものです。

顔との対比その対比する基準としてはやはり顔が一番把握しやすいでしょうか。まず自分の顔と手を簡単に見比べてみたところ顔の横に手を置くとt手の長さ的にはアゴから眉毛よりやや上といった感じで、幅に関しては手をやや開いている状態では顔の幅より、ほぼ同じか若干狭いといった感じでしょうか。

そして腕を前に伸ばし手のひらをぐっと出した場合には以前は顔とほぼ同じ大きさと書いていましたが、改めて写真で撮り直してみた感じだと顔の1.2倍の大きさといった感じです。顔と同じ大きさという判断をだしたのは鏡を見ての判断でしたが写真から見る構図のほうが普段の肉眼から見る構図としても近いでしょうからこちらのほうを採用してみました。

アタリをつけてみる

次は顔の十字線のように何らかのアタリをつけることで整合性は上がるのか検討してみたいのですが、まず手の甲をアタリをつけずに手描いてみたのとアタリをつけて手を描いたものの画像です(左側アタリなし、右アタリあり)。*赤線があたり部分
アタリなしで描いた手アタリありで描いた手

どちらもさらっと描いたし、そもそもの技術不足もあるので根本的な上手さとかは置いておくとして、どうなんでしょうか?描いた本人ですら大差ないと思うのでただ観た人にとっては同じかもしれませんね。気持ち、アタリつけずに描いた手は指がより短い気もします。親指とかきちんと見るとかなり短いですね。

アタリのほうは親指の肉付きとかはちょっとだけましな気もします。そもそものアタリの形は何を基準にしたかというと、手の甲の輪郭を直線にしただけなんですが四角形ではなくて親指の付け根あたりをやや飛び出させて五角形になっています。で、描き順もこの付け根から始めて人差し指から小指のほうへ下りて行き、親指に戻るといった順です。一方アタリをつけないで描いたのは親指人差し指と順番に描いていってます。

少なからずともアタリをつけることで慰め程度の効果はありそうです。続いていろんな角度、形の手のアタリのつけ方を考えてみます。

その他の角度での手のアタリ

手のひら側のグー:アタリはパーのときの形とほぼ同じ。あたりが無い方が握りの弱い印象を受ける。
グー:アタリなしグー:アタリあり

真横のグー:アタリ無しは親指が短い印象。
グー:アタリなしグー:アタリあり

正面のグー:製作者の実力不足の影響か、違いは少ない。ただ、やはりアタリ無しのほうが親指のパースがなんかおかしい。
グー:アタリなしグー:アタリあり

以上のように、少なからずともアタリをつけて手を描いたほうが整合性が高まる可能性は高いようです。

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