児童誌、少年誌、青年誌…描いた作品に合う漫画雑誌選びを
日本は世界に比べて子供向けのみにならず数多くの世代へ向けた漫画雑誌が存在しています。児童誌、少年誌、青年誌、一般誌、少女誌を始め、世代と別にSFや萌え系などといった作風ジャンルに特化した漫画もあるようなので、自分の作品がこれら雑誌のどの色に合っているのか冷静に見るのも送り先を決める基本的な要素の一つとはなるでしょう。
各雑誌の特色
では、どんな雑誌にどんな作風がマッチするのでしょうか?管理人は既に漫画雑誌を買っていないので説得力に欠けるところではありますが過去に読んでいたのは主に週刊少年サンデーで投稿もそこへしていました。でも最終的に賞にかすったのはほとんど読んでいなかったヤングサンデーでした。過去にはコロコロコミック、少年ジャンプなども読んでおりましたがジャンプ・サンデーを同時期に読んでいた記憶としてはサンデーはアクション関係などジャンプに比べてあっさりした描写が多かったと記憶していますが今はどうなんでしょうね。ジャンプは一試合なり一戦いなりの展開が長いですよね。このような差も自身が読んでる雑誌が2誌以上あるのであれば自分の作風に関連性がある要素の特徴を比べてみましょう。
少なからずともその雑誌のカラーに反した漫画を描いたところで何の得もありません。まぁ、受賞を別にしてその雑誌をも変えてやるんだって心意気でやるなら良いですけど受賞の確率は下がることでしょう。
過去、私がやったミスだと思われるやつで、妙にリアルさを追求しすぎて「普通」にこだわる描き方をしたものを少年誌などに投稿した時期とかありました。少なからずとも少年誌には「夢や希望」みたいなコンセプトが例外ももちろんあるものの王道的存在としてありそうなものです。そこに現実を知らしめるような漫画を描いてもなぁって感じですよね。
私自身は過去にいろんな雑誌に投稿をしてきたわけですが、記憶にあるのは少年ジャンプ、少年サンデー、少年チャンピオン、ヤングサンデー、ヤングアニマル、なかよしなどです。最終的にはヤングサンデーでのみ賞をかすめる程度だったわけですがダーク系、スポコン系、コメディ物と3要素で受賞したので相性はよかったのかもしれません。そして相性は確実に存在すると感じたのは少年ジャンプ・少年チャンピオンにほぼ似た作品、要するに後者に改良版を出した作品を送った訳ですが前者は最終候補までに残り名前だけ載りました。改良したはずの後者はまったくかすりもしなかったということがあったのです。そしてチャンピオンには希望者には総評の手紙が添えられるのですが「ありがちな作品」とのコメントでした。皆さんもぜひ相性の良い雑誌社を見つけてみてください。
得する投稿先、己を知るための投稿先
正直、当時の私は「相性の良い」とか前向きの思考で色々投稿したわけではなくレベルが低くても引っかからないかというよこしまな動機もあるのですがそれと同時に投稿することで賞金以外に投稿者全員に物が貰えるケースが雑誌によってあります。
先ほどの投稿した雑誌名に「なかよし」というそこだけ浮いた感じの名前があります。言わずもがなの少女誌なのですが今は知りませんが当時のなかよしは受賞者だけではなくAランクやらCランクとかかなりの受賞対象外でもレベルの区分けがあり名前が見ることが出来てました。要するに自分は今どの位置に居るのかの確認が出来たわけですね。そのほかにも原稿用紙がもらえたりもしてました。思い切りなかよしのロゴが入ってるので他誌投稿には使えませんでしたが。
同じようにヤングアニマルでは投稿者にはトーンがもらえたり希望者には電話での総評、チャンピオンは先ほど書いた手紙での総評などがありました。(現在は不明です)これらのことは募集項目のところに書いてありますので、いつも決まったところにだけ投稿している人は相性や自分の位置を確認するなどの意味でもいろんな雑誌の募集項目をチェックしてはいかがでしょうか。