子供の描き方における基本的特徴とは。
まず、深く考えることなく描いてみたラフ絵です
一応子供には見えますね。よく子供を描く特長として言われるのは「顔のパーツを中央に集める・丸顔」というのが挙げられます。私の描いた子供の絵も結果としては丸顔で目鼻は中央によっています。ちなみに、私が描いているときに意識してる感覚は「ほっぺを丸く」と「アゴを小さく」という感覚を意識して描いています。
大人の絵の描き方との造形の違い
では、大人の骨格と子供の骨格には絵的な感覚として具体的な違いはあるでしょうか?上部イメージの子供を成長させた絵を描いてみました。
・・・男子のほうなんか変ですね。カエルっぽいんですが。子供のままの面影を残すことでやったんですが単に俺の技術不足のせいか、子役とかで「小さいときは可愛いけど大人になると・・・」なんていわれ方もあるのでそのせいなのか・・・とりあえず今は造形の具体的違いを見ているので置いておきますが一目瞭然なのはやはり
輪郭が伸びていること。
次に目の両端と鼻の下の部分を点で結ぶとその三角形の形状が、大人のほうが縦に伸びることです。
そして意外だったのがアゴの細さは子供と大人では結構違いがあるけれども口の端とアゴの先端で線を結んでみても違いはそんなになかったことです。
若干大人のほうの三角形が横に広いですがこの場合口そのものも子供よりも大きいですからね。女性のほうも点で結んでみましたが形状はほぼ同じでした。とはいえ、ほっぺの形状は明らかに違いますし、どこが違うかということで色々線を引いたりしてみたところ。ほっぺの中心点が鼻よりやや高めなのが大人っぽく、鼻より低いのが子供っぽいのかなと。
このようにほっぺを区切って、「中心に点を打つとしたら」みたいなイメージを持つと、子供のほうが鼻よりも点の位置が下に来てます。実際の写真など見ても、大人のほうが中心点が上で子供のほうが低いって感じでした。そして童顔な人や大人っぽい子などは位地が低かったり高かったりとしてます。要するに頬骨の位置が高いほうが大人に見え、低いほうが子供に見えるのではないか、と。現実の人間では子供の頬骨が鼻より低いということはありえませんが、頬のふくらみが大きいところを下気味にすることで子供っぽさは強調できそうです。他の感覚の言い回しでは「子供のほうが頬がたれている」など色々な見方が出来そうです。皆さんも自分なりの解釈を見つけてみると上達が早くなるかもしれません。